2007年11月16日金曜日

有害鳥獣捕獲隊

市町村に有害鳥獣捕獲隊=農作物被害防止へ特措法案−自民
 自民党は7日、クマやイノシシ、シカ、サルなど野生鳥獣による農作物被害の防止対策強化に向けた特別措置法案をまとめた。市町村の職員を、銃刀法が規定する「ライフル銃による獣類の捕獲を必要とする者」に位置付け、市町村に有害鳥獣捕獲隊を設置するとした。早ければ今臨時国会に議員立法として提出する。
 法案によると、農水相は鳥獣保護法との整合性に配慮しつつ基本指針を作る。市町村はこれに基づいて具体的な施策を盛り込んだ計画を策定。有害鳥獣捕獲隊員を設けたり、自衛隊に協力を求めたりできる。
 有害鳥獣捕獲隊は、猟友会のメンバーなどに非常勤職員として参加してもらうことを含め、市町村職員をライフル銃の所持許可の対象者とした。時事通信社記事より

 近年、農作物の被害は拡大しており(年間二百億円規模)被害防止としてうちだされた法案だが、もはや異常ではないかと思う。良い言葉を並べているようだが、噂では全ての動物を自衛隊を使って殲滅させると噂も聞く。
 農家に対しては、本当に気の毒だと心底思うけど、元々の原因は国が打ち出した方針が見事失敗した結果だ。里山から奥山まで杉や檜など人工林で埋め尽くし、結果見放し放置したため、動物達の棲む奥山は崩壊したのである。食料も巣穴も失った動物達はどこへいけばいいのですか?
 根本的な原因は知らぬフリをし、目の前のことしか考えない政府って一体なんなのだろう。